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min628

Author:min628
いつまでたっても上達しませんが、文鳥や野鳥の写真を撮るのが好きです。ときどき本について書くことがあると、長くて読むのがたいへんです。すみません。(鳥鳥文鳥とは、鳥話の間に時々長文が入るという意味だったらしい)
通称(文鳥の)世話人と呼ばれています(←飼い主とは認めてもらっていないらしい)
写真はサムネイルです。クリックで拡大します。

宮城県からブログを発信するカモミールさん
被災地に残ったバードテーブルです。 サムネイルをクリックすると記事にジャンプします そこからトップページをクリックすると最新記事が読めます 被災という事態から3年たってしまいました。復興はまだまだですが、カモミールさんは元気です。いまも、東北をレポートしてくれています。ぜひ訪問してください。忘れない、東北。
ふんばろう東日本
個人が立ち上げたさまざまな支援のプロジェクト。メニューはたくさんあります。出来ることをさがしてみよう!
復興支援 東日本大震災
遠くにいてもできる支援があります
Yahoo! JAPAN 復興支援 東日本大震災
文鳥点取り占い@i phon
文鳥堂さんのアプリができました!
現在のところi phon限定のようです。お持ちの方はぜひDLを!


ちなみに世話人はi phon持ってないのでコドモにDLさせました(泣)
文鳥たちの紹介
こちらからごらんください
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文鳥堂川柳カレンダー 2013

Wed.10.10.2012 8 comments
いやぁ~、今年もあと3ヶ月を切ってしまいましたね。(暑いけど・・・こちらはまだ残暑なんだけど)
そろそろ 来年のカレンダーを用意しなくっちゃ! ですね?みなさん。(・・・まだ衣替えさえしてないけど)
文鳥とお暮らしのみなさんはもうご存知だと思いますが、文鳥堂さんから、

2013年用文鳥カレンダーが発売されました~!めでたい!

2012年の文鳥川柳は文鳥堂さんの作でしたが、今回は川柳を公募して作ってあります。恥ずかしながら、私も採用していただきました。(何月かは秘密。・・・見ればわかっちゃうけど)いや~、みなさんのと比べると、いちばん出来がわるかったです。すみません。でも、ほかの月は面白いから大丈夫です。
でもって、これですっ!!

P1090928-2.jpg

・・・ああ、ばらばらになっちゃった・・・これは今年のだった。あれ?来年のカレンダーどこ行ったかな??・・・あった!

P1090929-2.jpg

2013年用、今から忘れずにご用意下さい。
・・・あ、『文鳥点取り占い』第2集も出ています。

P1090930-2.jpg

ご注文は文鳥堂さんへ。

P1090900-2.jpg

あいかわらずおちょくられております・・・。

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鈴木まもるさんの講演会

Wed.01.06.2011 0 comments
日本でただひとりの鳥の巣研究家にして、絵本作家である鈴木まもるさん。
鈴木さんは、いまでこそ鳥の巣研究の第一人者といわれますが、はじめは、伊豆の山中にあるお住まいの近所で、ある日偶然、藪のなかからウグイスの巣をみつけただけだったのです。しかしここからが、鈴木さんが学者とちがうところ。「なんてすばらしい造形なんだ、いったいこれを作ったのは誰だろう?!」ほかにも探してみると、またちがった形の巣がみつかりました。この巣も美しい形をしていました。鈴木さんは持ち前の美意識から、鳥の巣の、かたちのおもしろさと、美しさに夢中になりました。そして、好奇心と、向学心がどんどんふくらんでいき、独学で、または山科鳥類研究所などへ出向いて勉強を続け、やがて、世界中の鳥の巣を探し求め、図鑑にまとめるまでになられたのです。

鈴木さんの書いた鳥の本は、私にはとてもわかりやすい。それは、ご自分で観察して、見たことが書かれて(描かれて)いるからです。そして、図鑑のような細密な絵ではないけれど、ふわふわとした生き物の息吹や、愛らしい動きが伝わってくるような絵が、すばらしい。私は、鈴木さんの描く鳥たちの絵が大好きなのです。

鈴木まもるさんのことを書き出すと、きりがないのでこれでやめておきましょう。長い前書きになってしまいました。
つまり、私はある日のこと、岐阜市で行われた講演会で、とうとう鈴木さんにお会いすることができたのです!

「これは何の巣かわかりますか?」
講演まえに、鈴木さんが、ささっと描かれたメッセージ(下の写真)を見ていたので、私は一番前に座っていました。

P1070118.jpg

とっさに鈴木さんと目があって、私はつい、手を挙げてしまったのです。そして、緊張するあまり、答えをまちがえました。
「よかったぁ、これがわかる人がいたら、これからの話をどうしようかと思ってたんです(笑)」
といいながら、それがウグイスの巣であることを明かしてくれました。
そうなんです、私は、何度も絵本や図鑑を見ていたはずなのに、ここで間違えるなんて!と、とてもがっかりしました。今の私は覚えたことでも、すぐ忘れる、ということをすっかり忘れていたのでした・・・。

それからは、「寅さん」トランクというおおきなかばんから、つぎつぎと鳥の巣を出して見せてくれました。アメリカでドアベルに作られたという数センチのハチドリの巣が出てきたり、日本に3つしかないという、珍しい羊の毛でできた巣にも触らせていただきました。どの巣もかたちをとどめるように、加工が施してありました。それから、鳥や巣についての質疑応答がありました。これは、講演終了後に、たくさんの巣をしまっているところです。

P1070120-2.jpg

そして、いちばんあたらしい本に、さらさらと小鳥の絵のついたサインをしていただきました。

P1070117-2.jpg

サインは私の名前に鳥のイラストをからめたものなので、お見せできないのが残念です。ひとりひとり名前をきいて、それをその場でデザインして描いてくださるのです。私だけのサイン本になりました。
鳥の巣のことや、子育て、絵本のことまで、たくさんお話しを伺いました。それも、ささっとたくさんの絵を描いては消し、描いては消しながら、ジョークも駄洒落もまじえてお話してくださり、ほんとうにたのしい講演でした。

これまで何度もおすすめしてきましたが、鈴木まもるさんの鳥の本、私のイチオシをご紹介しておきます。











※講演中撮影するのは失礼なので、講演中の写真はありません。また、撮影した写真はすべてご本人の許可を頂いてから撮影しました。(←でも、ブログに書いていいですか?とは聞いていなかったです。鈴木さん、ごめんなさい!)

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文鳥点取り占いメモ

Fri.08.04.2011 6 comments
閣議で「東日本大震災」という名がついた,、今回の震災。「東北」を入れて欲しかった・・・と思うのは私だけでしょうか。(気象庁の命名した地震名は「東北地方太平洋沖地震」)
いつまでも落ち込んでいては息長く被災地を支援動することはできません。
今は誰の非難も批判もしている場合ではありません。
懸命に支援活動してくれているひとたちに、感謝を。
原発事故にあたっている当事者の方には、祈りを。
被災している方たちには、健康と勇気が続くように、と願ってやみません。

……………………………………………………………………………………………………

ここからブログです。もう何度も紹介しているので、「またか」と言われそうですが・・・、文鳥堂さんでは、さまざまな小鳥グッズを扱っています。なかでも私のお気に入りは「文鳥点取り占いメモ」。これをまとめたものが本にもなっています。
作者のナカムラさんは、もちろん文鳥をこよなく愛しておられます。文鳥飼いなら「なるほど!」と手を打つあんなことやこんなことはもちろん、それをシュールかつユーモアをこめて表現されています。そしてなにより、このフォルム、たまらない愛らしさ・・・そして私は、すっきり描かれたこの文鳥さんたちをこよなく愛しております。

小鳥の雑貨店でお買い物をするときは、「文鳥点取り占いメモ」を買い足します。私にとってはレジ横。しかも、絵柄はランダムに入っているので、全種類揃えたくなり、つい複数購入・・・というのを繰り返していましたが、ついに!

文鳥堂さん公認の146種を制覇しました~!

・・・と思ったら、あれ?新作がどんどん増えており、サイト上で占ってみると見たことのないものが・・・(泣)ついにはアプリまで発売になってしまいました。(世話人はi phonを持っていないので買えません)永遠のフーガが続きそうです。・・・コドモか!!と言われれば、これに関しては「そうです」としか・・・(汗)

占いメモは、いつでも見られるようにファイリングしています。私はナカバヤシのカード・名刺用「アルバム180」を使用。背表紙のところにも差し込むことが出来るので、ここにタイトルとイラストのついたものを入れています。今は外して撮影。

ファイル1

上から差し込むクリアファイルになっています。一つのポケットに数枚重ねて入るので、同じ物はまとめて入れておきます。

ファイル2

分類作業をしていると、とっても邪魔なものがやってきてしまいました。

なにかしら?
何よ?これ

これ、食べられないじゃないのッ!!
食べられないじゃないのッ!!

このあと、蹴散らされ、羽でとばされ、大騒動になったことは言うまでもありません(泣)

ほんものの文鳥がいるところで、「文鳥点取り占いメモ」を分類してはならない。

・・・あたりまえの教訓ですね・・・。

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『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!』

Fri.22.01.2010 6 comments
最近、とても面白い本をみつけたのですが、本を紹介するときに、いちおうここでは、「本の紹介三題噺」として、

1 紹介する本は3冊でなければならない
2 しかもその3冊には関連するテーマがなければならない

という縛りが設けてある(というか、自分で勝手に設定している)ため、一冊面白い本があったからといって、すぐに紹介するわけにはいかないのです。ところが、この本には別のカテゴリで紹介することができる鳥ネタがちょっぴり入っていました。文鳥もいました。で、カテゴリは「鳥アラカルト」に入れておこう。・・・というところで、前置きはおしまい。

前置きの事情で、ご紹介するのはシリーズの三冊目です。しかも、これらのタイトルはそのとおり、実験によって確かめられた事実なので、なお驚きです。鳥取環境大学、という大学がありまして・・・。
そこで動物行動学、および比較人間学というのを研究している小林先生が、エッセイ風に、動物たちの生態を、具体的な事例をもとに、わかりやすく紹介してくれる本なのです。動物より、(先生自身も含めた)人間の生態を紹介している部分も多いですが・・・。
小林先生は、「自慢する」「認めてもらう」「ほめてもらう」のが大好きで(ご本人は「謙遜」してそんなことはないと言っている)好奇心と探求心、発想力は人一倍!!学生の前では、学者としてのプライドと、面子(メンツ)を何より重んじています。(負けず嫌い、コドモともいう)穏やかなお人柄なのですが、じつは熱い。私があと?年若かったら、絶対この大学へ入学して、こういう研究をしてみたい!!と思ってしまうほど、変な・・・いや、すばらしい先生でした。
小林先生は「一日でも野生動物との交流をもたないと体調が悪くなる」というくらい、とにかく動物が好き。それが高じて研究者になりました。動物を捕まえる(これを先生は狩猟本能とよぶ)または保護する(貰い受けることもある)、それを調べる、研究室で飼う(はたまた家でも飼う)、実験する、そしてまた自然に帰す、という、ありとあらゆる「交流」について、この本には書かれているのです。
この本に登場するのは、フェレット、シマリス、ヤモリ、イモリ、カヤネズミ、モグラ、ヒヨドリ・・・え?あ、そうそう文鳥については、息子さんの飼っていた♀の文鳥で、『鳥は秩序のある模様に惹かれるか?』という実験に参加しています。文鳥はなかなかの学習能力であるとか。
ふんふん、鼻が高い。(でも、この文鳥は冬に卵の産みすぎ?を起こしてしまい、亡くなってしまうのです。しかも、一日に4個も卵を産んで・・・???そんなことがあるのでしょうか?!)
鳥では、ヒヨドリのほかに九官鳥、センダイムシクイ、ドバトなどが登場します。
鳥好きな人なら、きっと読んでおいてソンはない・・・いや、動物が嫌いでない人なら、誰が読んでも楽しめること請け合いです。これまで、シリーズで3冊、築地書館という、おもに学術書を出す出版社から出ています。そのためか、ちょっと割高です。この本は第3弾。テンションは落ちていません!(ますますノッてきて、おもしろいかも)









『蜻蛉玉』(とんぼだま) 内田百間(うちだひゃっけん)

Wed.29.07.2009 4 comments
野鳥に関してはいろいろなひとが本に書いています。では、そういう人が自分でも小鳥を飼っているかというと、必ずしもそうでもないようです。野鳥に関心のあるひとは、たいてい「小鳥をかごに入れて飼うなんて!」と言うからです。(私もかつてはそう思っていました)
たしかに、その昔、姿やうたごえを愛するあまり、かごに閉じこめてしまう愛鳥家が多かったのも確かです。メジロ、オオルリ、ウグイスはじめ、いろいろな野鳥がおびただしい数捕らえられ、売られ、かごの鳥になっていきました。それがかずかずの悲劇を生んだことは否めません。

江戸時代、江戸のひとたちは、たいへん小鳥を愛好したようです。平和な世にペットブームがおきて、外国から珍しい鳥がたくさん輸入されてきました。また、たくさんの野鳥も飼い鳥にされました。戯作者の滝沢馬琴も小鳥好きで、鳩やカナリアを多く飼って、繁殖もしていました。小鳥の愛らしさ、美しさ、そして歌声を愛でるあまり、多くの人が所有したいと望んだのです。こうして、かごの鳥が経済的に流通するということが、ひろく行われるようになったのでしょう。
善し悪しは別にして、代々ひとに飼われてきた鳥は、野鳥とはべつの生き方をしてきた歴史があります。犬がオオカミと違う暮らしをしているように。そこのところを区別しないから、文鳥がかごに入っているといやだなんて言うのでしょうね。でも今、かごのなかの文鳥を野に放したら、生きてはゆけません。それに、自分で小鳥を世話したことのあるひとなら、小鳥たちが寄せてくれる信頼を感じているはずです。だからこそ、野鳥にも思いやりがもてるのではないでしょうか。

メジロ

さて、内田百間は漱石の弟子で、小説家、随筆家。今でいうならエッセイを書いた人です。この人も鳥をたいへん愛好した人でした。でも、今から見ると困ったことばかりしています。この本を読む限り、野鳥を何十羽も飼って、熱心に世話したと思ったら、すぐに飽きてしまい飢え死にさせてしまったり、(雀を捕らえるため?)雀のねぐらを襲おうと、はしごを持ち出したり、ウグイスの品評会にでかけて批評したりしていて、当時の野鳥事情と、百間先生の人となりがよくわかるのです。

ウグイス

やはり、ひどい!ひどいよ百間先生!!ああ、またか。でも、先生だけを責めてもしょうがない。昭和の世になっても、つい最近まで、まだまだ野鳥の扱いはこんなふうだったのです!(合掌)どんなにたくさんの小鳥を飼って、どれだけおおくの小鳥を死なせたかわからない、でも、また飼わずにはいられないほど、小鳥が好きでしょうがない、というのだから、ほんとうにしょうがない人です。

ヤマガラ

その百間先生、なぜか外国の鳥は好かないとおっしゃる。九官鳥、オウム、インコなんかはだめで、日本のすっきりした小鳥の姿がお好み。カナリヤも、こえがやかましくて気に入らず、ダメだと言っています。そこだけはわたしもちょっぴり共感しました。
百間先生が「飼い鳥」というのは、おもに野鳥ばかりで、たいていメジロやノジコ(アオジに似た外来種らしい)を飼っていたと書いてあります。文鳥、十姉妹、金華鳥などの記述はみつかりません。全集は膨大なので、ほかの本にはあるかもしれませんが、まだ探し当てておりません。たぶん、百間先生の「飼い鳥」とは野の鳥のことなのでしょう。ただもう、野の鳥を愛でるあまり、小鳥をそばに置いたのではないでしょうか。
たしかにこういう人が今いたら、たいへん困りものだと思いますが・・・。

追記
百間先生はやはり文鳥を飼っていました。動物の随筆をあつめた『阿呆の鳥飼』のなかに「漱石山房の文鳥」という、まんまの題名がありました(汗)すみませ~ん。百間は高等学校初級のときに、漱石の「文鳥」を読んでいて、このときの飼い方にいろいろ文句を付けています。飼い鳥の世話にかけては精を出していますからね。漱石が面会日としていた木曜会に、百間が手乗り文鳥を自慢げに持って行き、皆の前で披露する様子が描かれています。また困ったことを、百間先生(笑)どこが困ったちゃんなのかは、読むとわかります。ほんとに無邪気なんだから。この本もおすすめなのですが、すでに絶版です。図書館で探してみてください。









『文鳥』 夏目漱石

Sat.18.07.2009 4 comments
文鳥の出てくる文学は夏目漱石の短編『文鳥』が有名です。しかも、名作だと思います。でも、複雑な気持ちになるんです。白文鳥のアンハッピーな話だから。
ひどい!ひどいよ、漱石先生!!と言いたくなります。文鳥飼いなら二度と読みたくない(かも)、でも、一度は読んでおきたい文学です。
鈴木三重吉に勧められて白文鳥を飼ってはみたものの、世話を怠って死なせてしまう。しかも、家人のせいにしたり、挙げ句は三重吉が勧めたからだなど、責任転嫁。ひどいでしょ?漱石先生の描く文鳥の描写が秀逸ではありますが、やはり文鳥飼いとしては、非常に遺憾な文学なのであります。

 文鳥の眼は真黒である。瞼(まぶた)の周囲(まわり)に細い淡紅色(ときいろ)の絹糸を縫いつけたような筋(すじ)が入っている。眼をぱちつかせるたびに絹糸が急に寄って一本になる。と思うとまた丸くなる。籠を箱から出すや否や、文鳥は白い首をちょっと傾(かたぶ)けながらこの黒い眼を移して始めて自分の顔を見た。そうしてちちと鳴いた。 (青空文庫より引用)


白文鳥1

心惹かれていなければ白文鳥の仕草のいちいちに、あのような表現は出てこないでしょう。昔出遭った美しい女を連想するところなど、白文鳥の美しさをよく捉えていると思います。一本足で止まり木にいるので驚くくだり、眠たい様子、水浴びなど、漱石先生は逐一、細やかに観察しています。そして、すばらしい描写をしています。こういう文学、最近あまりお目にかかれなくなってきましたよ。ほんとうは、かわいくてかわいくてしょうがなかったんでしょ?漱石先生。なのに死なせてしまった。悔しさと悲しみがこみあげて、文学者としての体裁をかなぐり捨てて、かんしゃく持ちのおじさんに戻ってしまうのです。ほんとうは自分に一番腹を立てているのでしょ?漱石先生・・・ま、このへんで許してあげようか(笑)

白文鳥2う~む・・

一方、鈴木三重吉さんのほうは、よほど小鳥を愛してる事が伺えます。童話雑誌『赤い鳥』は言うに及ばず、小鳥をテーマにした詩や文学をたくさん書いています。文鳥のなきごえを「千代千代」と鳴く、などといって、(『三月七日』のちに『鳥』と改題)漱石先生に昔の女だったのだろうか、などと勘ぐられたりしています。
漱石先生に文鳥を飼うように勧めたあと、渡すまでに時間がかかっています。しかも、慣れるとよくさえずるとか、手から餌を食べたりするなどと漱石に伝えてあるくだりなどから、もしや、三重吉はしばらくこの文鳥を手許に置いて、この文鳥を慣らしてから漱石に渡したのではないか・・・と、私は想像しました。文鳥を、全く鳥を飼ったことのない人にいきなり渡すのは不安ですからね。だとしたら、慣れると「ちよちよとよく鳴く」と書いてあるので、この文鳥は雄だったかも?(笑)女を連想してる漱石先生がちょっと気の毒になったりします。三重吉は漱石の文鳥が死んだというはがきの返事に「可愛想なことをいたしました」とだけ書いて、誰を責める言葉も書きませんでした。恩師だから言えなかったこともあるでしょうが、三重吉もまたふかく悲しみ、後悔もして、自分を責めたのだということが伺われます。

白文鳥3こりゃ・・・


ともあれ白文鳥の美しさ、愛らしさをよく知る三重吉は、恩師の偉大な感性を信じて託した。そして、この珠玉の短編が生まれた。そう考えたいですね・・・死なせなかったら生まれなかったかもしれないのが、微妙なところです。ペットなんていう概念もなかった明治の世のことですからね、この時代、小鳥ははかなくて、美しい生き物だったのでしょう。・・・でもやはり、やりきれないおもいが残ってしまう。
「文鳥」が書かれたのは文鳥を死なせたあとでしょう。漱石が文鳥を何とも思っていなかったら、こんなにもいろいろなことを思い出して、仔細に、美しく表現したりはしなかったでしょう。哀しい結末ではあったけれど、漱石先生は文鳥からなにかを感じ、それを残しておきたかったのだと信じたいのです。締め切りに追われて、ネタに困って・・・なんてこともあったかもしれないですが。

そうそう、群ようこさんも文鳥を飼っていました。エッセイ『トラちゃん』のなかにエピソードのひとつとして出てきます。でも・・・これもけっこう酷い目に遭うのですね。長生きしているので、まだ救われますが。
文鳥飼いとしてはやはり、う~ん・・・という内容です。
ああ、幸せな文鳥の文学を、誰か書いてほしい。

残念ながら、しろだと文鳥の「はかない美しさ」というものは表現できなかったようです・・・。

白文鳥4しろじゃだめだ

なによ!!文句あるの?!










フェルトのヤマガラ

Wed.15.07.2009 8 comments
楽天ブログでお知り合いになった『けだまの雑記帳』のkanon111さんに依頼していたヤマガラが届きました。
・・・なんてかわいいんでしょう!箱をあけて思わず微笑んでしまいました。

フェルトのヤマガラちゃんたち

リクエストは、バードテーブルに来ていた1号ちゃんと4号ちゃんです。ブログの写真をもとに作っていただきました。1号ちゃんは大胆でやかましや。ひまわりの種が無くなると、「ヴィー!!」と催促にきました。4号ちゃんは、顔にもオレンジ色の入った、ちょっと小さくて、控えめな子でした。2羽とも、かつては常連の、しかも主役でした。最初5羽以上来ていたヤマガラは、だんだんやってこなくなり、去年は1羽が、それもごくたまにやってくるだけになりました。近所の山に入っても、数が激減して、容易に会えなくなり、寂しい思いをしています。私はやかましくてずうずうしいけど憎めない、このオレンジ色の小鳥が一番好きなのです。楽天でブログをやめようと思ったときに、記念にとお願いしました。
まあその・・・またこうしてはじめてしまったので、ご紹介もできるわけですが・・・(汗)

kanon111さんの作る小鳥は、極端にデフォルムされていません。自然の姿がきちんと写し取られています。自然の形に近いけれど、そのままではない。技術的に優れているのはもちろんですが、それだけではない個性が感じられます。こういうひとをアーティストというのでしょうね。
kanon111さんは、ただ鳥を見ているだけではなく、たくさんの小鳥とお暮らしです。小鳥たちと一緒に生活するひとだからこそ、手触りやぬくもりも違うような気がします。そしてひなが孵ればさし餌をし、日々細々としたお世話をしています。そんななかから、かたちを写し取るだけではない、なにかも生まれているような気がしています。
今回、ヤマガラにたいへんご苦心されたそうです。その課程で、この平凡な、どこにでもいる小鳥が、1羽1羽独自の色や姿を持っていることに、あらためて気づかれたのだとか。そんなおもいまでが、この愛らしいかたちに入っているのです。私もいっそう愛しく眺めたのでした。

ところで、最近のゴマ吉は未知のものに勇敢です。
このひとたちは・・・?
「このひとたちは・・・?」

あたらしい仲間でしょうか?
「あたらしい仲間でしょうか?」

でも、ホントに興味があったのは・・・
やはりこちらですね
「やはりこちらですね」

・・・巣材でした。

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