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min628

Author:min628
いつまでたっても上達しませんが、文鳥や野鳥の写真を撮るのが好きです。ときどき本について書くことがあると、長くて読むのがたいへんです。すみません。(鳥鳥文鳥とは、鳥話の間に時々長文が入るという意味だったらしい)
通称(文鳥の)世話人と呼ばれています(←飼い主とは認めてもらっていないらしい)
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『文鳥』 夏目漱石

Sat.18.07.2009 4 comments
文鳥の出てくる文学は夏目漱石の短編『文鳥』が有名です。しかも、名作だと思います。でも、複雑な気持ちになるんです。白文鳥のアンハッピーな話だから。
ひどい!ひどいよ、漱石先生!!と言いたくなります。文鳥飼いなら二度と読みたくない(かも)、でも、一度は読んでおきたい文学です。
鈴木三重吉に勧められて白文鳥を飼ってはみたものの、世話を怠って死なせてしまう。しかも、家人のせいにしたり、挙げ句は三重吉が勧めたからだなど、責任転嫁。ひどいでしょ?漱石先生の描く文鳥の描写が秀逸ではありますが、やはり文鳥飼いとしては、非常に遺憾な文学なのであります。

 文鳥の眼は真黒である。瞼(まぶた)の周囲(まわり)に細い淡紅色(ときいろ)の絹糸を縫いつけたような筋(すじ)が入っている。眼をぱちつかせるたびに絹糸が急に寄って一本になる。と思うとまた丸くなる。籠を箱から出すや否や、文鳥は白い首をちょっと傾(かたぶ)けながらこの黒い眼を移して始めて自分の顔を見た。そうしてちちと鳴いた。 (青空文庫より引用)


白文鳥1

心惹かれていなければ白文鳥の仕草のいちいちに、あのような表現は出てこないでしょう。昔出遭った美しい女を連想するところなど、白文鳥の美しさをよく捉えていると思います。一本足で止まり木にいるので驚くくだり、眠たい様子、水浴びなど、漱石先生は逐一、細やかに観察しています。そして、すばらしい描写をしています。こういう文学、最近あまりお目にかかれなくなってきましたよ。ほんとうは、かわいくてかわいくてしょうがなかったんでしょ?漱石先生。なのに死なせてしまった。悔しさと悲しみがこみあげて、文学者としての体裁をかなぐり捨てて、かんしゃく持ちのおじさんに戻ってしまうのです。ほんとうは自分に一番腹を立てているのでしょ?漱石先生・・・ま、このへんで許してあげようか(笑)

白文鳥2う~む・・

一方、鈴木三重吉さんのほうは、よほど小鳥を愛してる事が伺えます。童話雑誌『赤い鳥』は言うに及ばず、小鳥をテーマにした詩や文学をたくさん書いています。文鳥のなきごえを「千代千代」と鳴く、などといって、(『三月七日』のちに『鳥』と改題)漱石先生に昔の女だったのだろうか、などと勘ぐられたりしています。
漱石先生に文鳥を飼うように勧めたあと、渡すまでに時間がかかっています。しかも、慣れるとよくさえずるとか、手から餌を食べたりするなどと漱石に伝えてあるくだりなどから、もしや、三重吉はしばらくこの文鳥を手許に置いて、この文鳥を慣らしてから漱石に渡したのではないか・・・と、私は想像しました。文鳥を、全く鳥を飼ったことのない人にいきなり渡すのは不安ですからね。だとしたら、慣れると「ちよちよとよく鳴く」と書いてあるので、この文鳥は雄だったかも?(笑)女を連想してる漱石先生がちょっと気の毒になったりします。三重吉は漱石の文鳥が死んだというはがきの返事に「可愛想なことをいたしました」とだけ書いて、誰を責める言葉も書きませんでした。恩師だから言えなかったこともあるでしょうが、三重吉もまたふかく悲しみ、後悔もして、自分を責めたのだということが伺われます。

白文鳥3こりゃ・・・


ともあれ白文鳥の美しさ、愛らしさをよく知る三重吉は、恩師の偉大な感性を信じて託した。そして、この珠玉の短編が生まれた。そう考えたいですね・・・死なせなかったら生まれなかったかもしれないのが、微妙なところです。ペットなんていう概念もなかった明治の世のことですからね、この時代、小鳥ははかなくて、美しい生き物だったのでしょう。・・・でもやはり、やりきれないおもいが残ってしまう。
「文鳥」が書かれたのは文鳥を死なせたあとでしょう。漱石が文鳥を何とも思っていなかったら、こんなにもいろいろなことを思い出して、仔細に、美しく表現したりはしなかったでしょう。哀しい結末ではあったけれど、漱石先生は文鳥からなにかを感じ、それを残しておきたかったのだと信じたいのです。締め切りに追われて、ネタに困って・・・なんてこともあったかもしれないですが。

そうそう、群ようこさんも文鳥を飼っていました。エッセイ『トラちゃん』のなかにエピソードのひとつとして出てきます。でも・・・これもけっこう酷い目に遭うのですね。長生きしているので、まだ救われますが。
文鳥飼いとしてはやはり、う~ん・・・という内容です。
ああ、幸せな文鳥の文学を、誰か書いてほしい。

残念ながら、しろだと文鳥の「はかない美しさ」というものは表現できなかったようです・・・。

白文鳥4しろじゃだめだ

なによ!!文句あるの?!










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- comments
4 comments
そういう話ですか~?!
そういえば、その本買ってきていて、まだ読んでいなかったですが、そういう話だったんですか~。
私も、この描写を読むと、漱石先生、相当白文鳥に魅力を感じていたのでは?と思いました。
それだけに(魅力を知ってしまっただけに・・・・)世話を怠って死なせてしまったことが相当辛かったのでは?
だからって、責任転嫁?はないですが・・・・
余りの悲しさに、逃避したくなったのかなあ・・・・なんてまだ読んでいない私は単純に思ってしまいました(^_^;)
はい、まあそういう話なんです
文鳥を飼っているひとなら、きっと気になって読んでみたいと思うはず。でも、最後は悲しいし、飼い方だって今からみたら相当NGです。冬だというのに窓際に置きっぱなしだったり、粟と水しか与えてないし・・・。なんて思ってしまうと、文学的に楽しめないです~。
文鳥の描写はみごとだけど、そのなかに漱石先生の心のうちが、ふと表現されていて、きっとひとには見せない一面だったのではと思ったりしました。あんがい、文鳥に夢中だったりするんですよね。でも、どこかそれを恥じているような・・・。
この短編で、あらためて漱石先生の偉大さを再認識してしまいました。トシをとったということでしょうか。ハミリンさん、よかったら、小編なのでぜひいちど読んでみてください。 
白文鳥のかわいらしさは存分に味わうことができると思います。
近々図書室で借りてきて読んでみます。
これならたぶんどこの図書にでも置いてそうだし、
文鳥飼いとして「ええ、読みましたよ」って言いたいし(笑)
ああ、図書室ってほんと便利だなぁ(自分で買いなさいよ!?)

文鳥堂の中村さんの「文鳥まつり」は読みました。
文学とは言わないかも知れませんが目の前に情景がどんどん見えてきてけっこう楽しく、夢中になって読みました(^▽^)
ご利用ありがとうございます(笑)
*hikaru*さん

こんなしちめんどうくさい駄文にコメントありがとうございます。アクセスの無いのをいいことに、好き勝手なことを書いてます。ひとがどんな本読もうが、何を思おうが知ったこっちゃ無いと、私自身いつも思うのに、やっぱり「ね、聞いて聞いて」になっちゃうことがよくわかりました(恥)
図書館で借りられたらそれでいいのです(笑)ただ、これ短編なので、どの本に含まれているか、図書館にあるパソコンで検索してみてね。新しい本は新仮名遣いになってるし、文語体がよければ昔出版されたものを。読み比べるのもいいと思います。ここで紹介した文庫、表紙が一番気に入っているのですが、中身はどちらかわかりません。もしかして、古いほうかも・・・。昔の文庫本って、字が細かくて、もう私にはとても読めないです~。
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